結婚観とは、結婚に対する考え方や価値観のことです。
時代の変化とともに、その意識やイメージは大きく変わってきています。
そして、男性と女性においても違いがあります。

結婚観は、結婚したい人にとって、将来のパートナーを決める判断材料になる大事なものです。
しかし、実際に男女で結婚観にどのような違いがあるのか分からないという人もいると思います。

そこで今回は、一般的に男性と女性で結婚に対する考えが異なることをお伝えします。
男女の結婚観の違いを知ることで、より異性のことを理解できるようになります。

結婚する時期

男女の間での結婚観の違いの一つに、結婚する時期についての考え方があります。
結婚願望がある男女でも、結婚を意識するタイミングは異なるものです。

男性は、結婚する時期について、あまりシビアに考えていない人が多いです。
役職や経済力が社会的地位になる男性にとって、仕事が優先で結婚は後回しに考えられがちです。
結婚へのプレッシャーや焦りを感じることも少ないため、結婚する時期や期限を設けている人は多くないです。

女性は、結婚する時期について、できるだけ若い年齢でと考えている人が多いです。
女性の場合、結婚後の将来を見据えたビジョンを持ち、いつまでに結婚したいという具体的なイメージを持っている人が多いです。
将来的には子供が欲しいと思っている場合は特にです。
年齢が上がることによる出産のリスクを考えると、できるだけ早く結婚をしたいと考えます。

家事の分担

現代では共働き家庭が多くなりましたので、家事は夫婦で分担する考えが広まっています。
しかし、夫は外で働き、妻は家庭を守るといった日本社会の伝統的価値観も根強くあり、男女で家事の分担の考え方に違いがあります。

男性は、家事について、女性に任せたいと考えている人が多いです。
自ら積極的に家事を手伝うというより、仕事をしていればいいという考えが男性は強いです。
家事よりもお金が稼げる仕事を重視するため、家事は女性にお願いしたいと考えてしまうのです。

女性は、家事について、分担したいと考えている人が多いです。
結婚後も働き続ける女性が多い現代では、仕事だけでなく家事も平等に行うべきと考えています。
また、育児中の女性の場合、仕事や家事をパーフェクトにこなすのは難しいので、男性に家事を手伝ってほしいと思うのは当たり前といえるでしょう。

お金の管理

独身の時は自由にできたお金も、結婚後は夫婦でお金を出しあって家計をやりくりしなければいけません。
食費から家の購入資金まで結婚生活では、男女の金銭感覚の違いを知ることは大切です。

男性は、お金の管理について、財布は基本的に分けたいと思っている人が多いです。
男性は独身時代の趣味や友人同士の付き合いも継続したいと考えます。
自分で稼いだお金は自分の物と考える男性も少なくなく、収入全部を家庭に入れず、自分の自由に使えるお金も手元に残しておきたいと思うのです。

女性は、お金の管理について、財布は一緒にしたいと思っている人が多いです。
女性は男性の財布を含め家族全体のお金を把握しておきたいという気持ちが強いところがあります。
男性の収入は全て生活費に入れてもらうことで、女性は毎月貯金できる金額や男性のお小遣い額もきちんと管理できます。
安心して家庭生活が営めるよう、女性はお金に対して厳しく考えるのです。

休日の過ごし方

独身でしたら、休日の過ごし方は個人の自由です。
しかし、家庭を持つと、休日の過ごし方について男女で考えの違いが生まれてきます。

男性は、休日の過ごし方について、自分の時間が欲しいと思っている人が多いです。
休日は自由に過ごせる貴重な時間で、溜まった仕事のストレスや疲れを休日に発散し、充電時間にしたいのです。
そのため、休日は趣味に没頭したり仲間と遊んだりと、自分の好きなように時間を楽しもうとします。

女性は、休日の過ごし方について、家族と一緒に過ごして欲しいと思っている人が多いです。
休日は家族の絆や仲を深める時間とし、家庭を第一に考えて欲しいと考えます。
普段仕事で家を空けることが多い男性には、休日は家族で出かけたり子供の世話をしたりと、家族と一緒に過ごす時間にしてもらいたいと思うのです。

結婚観の違いとは？　まとめ

今回は、男女間での結婚観の違いにはどのようなものがあるのかということを紹介しました。
上記で述べたように、結婚観は男性、女性など性別で異なるところがあります。

そのため、お互いの結婚観を尊重して、その違いを埋めるためにどのようにお互いが譲歩していくのかが大切です。
是非参考にしてみてください。